路上で倒れている人を見かけたらどうしますか?
けが人や急病人が出た際、偶然、近くに居合わせた一般市民(バイスタンダー)が患者の命を救う事例が増えています。
そうした中、これに対応した応急手当を安心して行えるよう、バイスタンダーへの各種ケアを充実させる必要性も指摘されている中、東京消防庁は、全国でも初めてとなる「バイスタンダー保険」を今年度中に導入することを決めました。
詳細は現在、調整中とのことですが、バイスタンダーが応急手当を行った際にけがを負った場合の治療費や、傷病者の血液などに触れて感染症の恐れがある場合の検査費用の一部を補償することなどを想定しているそうです。
これは国が定めた消防法の規定でも、バイスタンダーが応急手当の際におけるけがや、感染の恐れがある場合の検査費用などを補償する、とされていますが、同規定の適用条件として救急隊員の指示のもと、応急手当を行う、とされており、これまで以上にバイスタンダーへのサポートをきめ細かくすることが目的としています。
AEDの普及に伴い生活現場や日常生活のあらゆる場面で遭遇することが予測される事態への対処へ、環境整備が不可欠です。