ひろとBlog

地区計画について

img_new11.jpg今日は、朝から都市整備常任委員会が開催されました。冒頭より請願審査があり、2案件の審査に約2時間を要することになった。

2件とも、旭小学校周辺の地区計画策定に関する陳情であり、今までも審議対象となった案件でもある。
以前より、この周辺地区には、防災まちづくりの観点から、地区計画策定の準備が、近隣住民の皆さんによる「周辺まちづくり協議会」を発足させ、この協議会を軸に活発な意見交換が積み上げられてきていた。

しかし、主要生活道路130号線の拡幅計画も併せての事業化でもあり、この130号線沿線住民の方々にとっては、不安でもあり、特に高齢の方はまた別の地に移転を余儀なくされるのではとの思いが、協議会との対立構造が生まれてしまったようです。

本来、地区計画とは都市計画法に基づく住民主導型のまちづくり手法であり、自分たちの街は自分たちで創り上げていく趣旨が基本となっている。

ただ、住民の方々だけでは様々な手続きなど複雑な面もあるので、行政と一体となって意見交換や協議を重ねていき、よりよい居住環境を創出していくことになる。

しかし、この周辺の皆様の意見を集約し、合意案をまとめることは容易ではなく、個人の価値観や置かれている環境や立場も違えば、当然意見もすれ違ってくるし、本当に難しいと感じる。

やはり一人一人が個人のみならず、全体観に立った発言や行動にまとまるかが、重要となる。
今の日本人にとって一番大切な観点でもあり、一番難しい観点であると深く認識した審議でした。

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