ひろとBlog

復興へ大きな一歩 常磐線の運行再開

 東日本大震災の津波被害で不通となっていたJR常磐線の相馬駅(福島県相馬市)から浜吉田駅(宮城県亘理町)間、約23.2キロが10日、5年9か月ぶりに運転を再開しました。
 同区間にある新地駅では完成式典では安倍首相をはじめ、公明党の高木陽介経済産業副大臣、長沢弘明復興副大臣も参列しました。


 津波の被害が大きかった同区間では、将来の災害に備えて線路約14キロと、新地駅など一部の駅を最大で1.1キロ内陸側に移設し、復旧したのです。
 この運行再開により、福島県浜通りの相双地域と宮城県の仙台圏が、1時間30分で結ばれることになり、住民の利便性向上など復興の後押しが期待される。

 常磐線の残る不通区間は竜田(楢葉町)―小高(南相馬市)間となり、政府は2020年3月末までの全線開通を目指しており、浪江(浪江町)―小高間を2017年春、竜田―富岡(富岡町)間を2017年中、富岡―浪江間を2020年3月末までに再開させる方針です。

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