アベノミクス効果に伴う景気回復を背景に様々な面での改善が続いています。
まず、厚生労働省と文部科学省が発表した今春卒業した大学生の就職率が前年同期比0.5ポイント上昇の94.4%になり、5年連続の改善となり、5年ぶりの高水準に。
また今春卒業の高校生の就職率は0.8ポイント上昇の96.6%で、4年連続の改善となり、22年ぶりの高水準になりました。
景気回復を背景に企業の採用意欲が高まり、就職環境の改善が続いています。
一方で、厚生労働省が16日発表した毎月勤労統計調査の確報によると、2013年度の基本給や残業代、ボーナスなどを合わせた「現金給与総額」(月平均、対象は従業員5人以上の事業所)は前年度比0.1%増の31万3995円となりました。
増加は3年ぶりで、緩やかな景気回復で残業代やボーナスが増え、全体を押し上げた結果と予測されています。
4月からの消費税率引き上げに伴う影響は未だ見えませんが、更なる各地域における景気回復の波及効果を求めていきたい。