5日、全国の警察が今年上半期(1月?6月)に摘発した児童虐待事件が
統計を取り始めた2000年以降、最も多かったことが警察庁の発表で判明した。
その内容は、記事のとおりだが、加害者が、被害児童の実父、養父などが
7割を占めていることが、驚いた。
児童虐待防止法の施行や都道府県や市区町村、学校、病院などとの情報共有
体制が強化されてきているのが、事件として顕著化しているとも考えられる。
しかし、先般の大阪で起きた母親が育児放棄(レグレクト)をして、幼いわが子を
死に至らしめた事件は、今の社会を反映している。
今、全国で起きている100歳を超える高齢者の所在不明問題とも関連している
が、社会での孤立化、孤独化がこうした事態を引き起こしている一つの要因とも
考えている。