脳死移植の機会を拡大する改正「臓器移植法」が今月17日より施行された。
改正点の柱は、3つある。
第1に、提供者本人の意思が不明な場合でも家族の承諾で提供できること。
第2に、従来認められていなかった15歳未満の臓器提供が可能となったこと。
第3に、提供者本人が、親族に限って優先的に臓器を提供できるようになったこと。
実は私も「日本臓器移植ネットワーク」の臓器提供意思表示カードに登録をしていますが、日本での移植希望登録数は現在、1万2163人(6月末現在)に上っており、
臓器提供者とは対照的に移植を望む患者が多いのが現状であった。
それによって、日本での移植を諦め、海外での移植を受ける事例も相次いだが、
高額な費用(移植費や現地滞在費など)がかかるため、大きなネックとなっていた。
それらのハードルを少しでも下げられるよう法の施行に期待がかかるが、今月17日
からコンビニなどで配布されている「臓器提供意思表示カード」に登録をし、意思表示をお願いしたい。