全国有料老人ホーム協会が「敬老の日」に合わせて公募する「シルバー川柳」は、毎年大きな反響を呼んでいます。
12回目となった本年、これまでの入選作を集めた傑作選「シルバー川柳」(ポプラ社)が発刊されました。
まさに人生の達人の皆様が老いを笑いに!との想いで、年を重ねることは悪いことばかりではない、そうした爽やかに切り返す姿に感銘をいたしました。
以下、いくつか代表作を紹介してみます。
「日帰りで 行ってみたいな 天国に」
「誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」
「このごろは 話も入れ歯も 噛み合わず」
「恋かなと 思っていたら 不整脈」
「ご無沙汰を 故人がつなぐ 葬儀場」
日本は4人に1人が高齢者という現状ですが、現役世代よりお元気に活動する方々も増えています。
孫を面倒みる「育ジイ」も登場するなど、まさにこれからは「幸齢社会」への転換が不可欠です。