農林水産省は5日、2019年度の食料自給率(カロリーベース)が38%だったと発表しました。
過去最低だった前年度と比べて、わずか1ポイントの改善が見られましたが、コメ消費の減少や農家の高齢化に歯止めがかからず、2030年度に45%とする政府目標への達成は見通せない状況です。
昨年度は、小麦の生産量の増加に加え、野菜や大豆の収穫量が増えた一方で、サバやサンマの不漁に加え、コメの消費減がマイナスに働いたと分析しています。
日本人の食の洋風化に伴う、畜産物の消費が伸びればさらに自給率が低下する可能性もあるので、改めてコメの消費を内外ともに高めていかなくてはなりません。