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公立教員の懲戒免職 過去最多に

 全国の公立学校で、2012年度に懲戒免職処分を受けた教員が206人(前年度180人)に上り、過去最多となったことが17日、文部科学省の調査で分かりました。

 訓告などを含む処分全体では、体罰の処分が大幅に増え、前年度比6508人増の1万827人でした。

この調査は全国の公立小中学校などの教員92万1673人を対象に、都道府県・政令市の教育委員会を通じて処分者や休職者などについて実施したとのこと。

 ちなみに懲戒免職206人の内訳は、
1)わいせつ行為⇒119人
2)飲酒運転などの交通事故⇒46人
などで、わいせつ行為による免職は過去最多でした。

また、体罰の処分が増えたのは、2012年12月の大阪市立桜宮高校の体罰自殺問題を受けた実態調査で、聞き取りを行ったことに伴う把握件数の増加が要因とみられています。

 さらに体罰以外では、北海道と札幌市の学校で、勤務中の組合活動などの服務違反が発覚し、3501人が訓告などの大量処分を受けていました。
 一方で、うつ病などの精神疾患で休職した教員は前年度比314人減の4960人であったものの、高水準にとどまっている状況は深刻です。

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