ひろとBlog

かかりつけ薬剤師

 医師から処方された薬を大量に飲み残してしまう「残薬」が大きな社会問題になっています。
特に高齢者は生活習慣病などの慢性疾患に加え、高齢者特有の病気もあって何種類もの薬を長期間処方される場合が多いです。

埼玉県薬剤師会が高齢者ら150人の自宅を訪問した2014年の調査では、全員に残薬があり、2007年の日本薬剤師会の調査によれば、75歳以上に限っても全国で年間約475億円の残薬があると推計されています。
 薬の飲み残しは医療費の無駄遣いになるだけでなく、患者の健康も害することにつながります。
また、処方通りに服用していないために症状が回復しないのを、医師は「これでは効果がない」と判断し、より強い薬に変えるといった危険も伴います。

 こうした残薬を防ぐ役割を担うのが、昨年4月に始まった「かかりつけ薬剤師」です。
患者が自分の担当薬剤師を選び、重複した薬の有無や飲み合わせの可否など、継続して管理してもらう仕組みになっています。
さらに必要があれば自宅を訪問して薬を整理してくれたり、24時間いつでも相談に乗ってくれる「薬のパートナー」を普及していくことが重要ではないでしょうか。

 高齢者の独り暮らしや世帯が増える現代社会における高齢者の服薬の安全・適正化が進むことに取り組んでいきたい。

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