ひろとBlog

いのちの電話がつながらない

 自殺を防ぐため民間団体がボランティアで実施している「いのちの電話」が極めてつながりにくく、無料相談の日に通話できたのは全件数のたった4%にとどまったことが、総務省の調査で判明しました。

 調査によると、一般社団法人「日本いのちの電話連盟」は全国52か所で自殺防止の無料相談を実施。
2010年の場合、毎月10日のフリーダイヤル相談に延べ約85万6000件の電話がかかってきたうち、つながったのは約3万5000件にとどまっている。

 その一方、通話が有料の日も含めると、相談件数は約75万5000件でこのうち自殺に関する相談は約7万1000件で10年間に2倍以上となっているのに、相談員は減少している。

悩みを聞いて心の支えになろうと、各地の社会福祉法人とNPO法人が実施し、24時間対応のところもあるが、相談員の業務環境の劣悪や回線数の不足などが原因とされている。

 今後はこうした状況を踏まえ、地域ごとに基礎的自治体が更なる取り組みへの支援をおこなわなくてはならない。

PAGE TOP