全国統一地方選もまもなく前半戦が告示になりますが、3期12年間の議員活動の中、9300件を超える区民相談を受けてきたことを振り返ると、人と人との「対話」の大切さを実感いたします。
最近では、メールやネット掲示板などを介して、人との会話を成立させていることが当たり前になっているのは、憂慮しています。
対話で大切なのは、言葉に込めた思いが相手に伝わるかどうかであり、ややもすれば自分が言うべきことが言えるのか、が優先されてしまいがちです。
先進国首脳会議をはじめとする国際会議で同時通訳を担当する長井鞠子さんは、言葉を相手に「伝える」には次の3点が重要と指摘しています。
1)「誰かに伝えたい」と思う内容(コンテンツ)を持っているか。
2)それを伝える熱意があるか。
3)相手に分かりやすくするための論理性・構成力があるか。
私たち政治家に限らず、普通の方であっても「これがわたしの使命だ」という信念を持った人の言葉は、聞く人の心に届く力強さを備えている、とも述べています。
やはり、人と人との対話からしか、本物の心は生まれない、養われない、伝わらない、奮い立たない。