厚生労働省は、2016年に新たながんと診断された患者が全国で99万5132人だったと発表しました。
これは2016年に全病院と任意指定の診療所にがん患者届出を義務付けた「がん登録推進法」が施行されたことに基づいたもので、公表されたのは初めてです。
対象は、同年に日本でがんと診断された日本人と外国人で、男性は56万6575人、女性は42万8499人。
部位別では、大腸、胃、肺、乳房、前立腺の順に多かったそうです。
国立がん研究センターは「今後、人口の多い団塊ジュニア世代が罹患の多い年齢になっていくので、患者数はしばらく増え続ける」と見込んでいます。
今後は、早期発見や医療提供体制の整備の検討などにどのように活用できるのかが重要だと考えます。