政府が先日、都会に住む高齢者が健康なうちに地方に移住し、必要な医療や介護のサービスを受けられる新たな地域共同体「日本版CCRC」の導入に向けて、本格的に検討を始めました。
私の早くからこのCCRCの導入には注目しており、政府は2016年度以降の本格導入をめざして、今夏に具体的な仕組みや高齢者の移住を後押しする優遇策などについて一定の方向性を打ち出すことになりそうです。
この新しい共同体は、アメリカで大学などを拠点に広がる高齢者の共同体「CCRC」をモデルにしており、元気な高齢者に、社会活動や若者との交流などを通じて、充実した老後を過ごす場を提供することになります。
都市部で介護施設の不足が深刻化する中、地域の活性化だけでなく、高齢者の介護予防にもつながるとして、地方創生の重要施策に位置付けられています。
わが世田谷区においても、そうした新たな共同体への取り組みを研究していかなくてはなりません。