成田空港に、障害者をサポートする「補助犬」専用のトイレが開設され、14日に公益財団法人日本補助犬協会によるデモンストレーションが行われました。
※補助犬とは、介助犬、盲導犬、聴導犬を示します。
保安検査を済ませた人が出発便を待つ「制限区域」内に設置され、成田から出発する人だけでなく、航空機を乗り継ぐ人も利用できるようになりました。
制限区域内の補助犬用トイレ設置は国内4ヶ所の国際空港(成田、羽田、関西、中部)では初となります。
同協会によると、盲導犬や介助犬などの補助犬を連れて公共交通機関を利用することは法律に基づいて認められており、国内では犬同伴で旅行などを楽しむ人も増えているそうです。
そんな中、長時間旅行の多い国際線の場合、空港などでトイレを見つけられないと犬に我慢させてしまうことになるため、海外への同伴はためらう人が多かったとのこと。
成田空港ではトイレは第1、第2両旅客ターミナルに各1か所設置され、それぞれ5平方メートルの広さで排せつ用の使い捨てシートや汚物流し、手洗いなどが設置されており、市補助犬を同伴しての旅行へ少し不安材料が解消されてことは大きな意義があると思います。
今後は、主要な公共交通機関における補助犬専用トイレ設置を提案していきたい。