ひろとBlog

AED利用率が低調

 我が党も全国で推進してきましたAED(自動体外式除細動器)の使用が、一般人に認められるようになって7月で10年が過ぎました。
 厚生労働省のまとめによると、普及台数は45万台を超えているといわれており、人口一人当たりのAED普及率は世界一と、NPO法人AED普及協会は述べています。

 しかしその一方で、住民によるAEDの使用率は3.7%(2012年度)と低調であり、使用する機会が少ないのではなく、「使い方が分からない」という人も未だ多く、フル活用されていない現状があるようです。
 
 また現場に居合わせても、不安などから使用を躊躇うケースもあると指摘されており、心配停止状態の人にAEDを使用した場合の1か月後の生存率が、未使用の場合よりも4.4倍も高いと消防庁は、講習を受けられる機会や、講師を増員するなど更なる普及啓発に取り組むとしています。

 私も消防団員としてAED講習を受けていますが、そうした場面に遭遇した場合は迷わずAEDを使用することから救命は始まると思います。

 自治体においても、公共施設への普及とともに、区民の方々へもAEDを学ぶ講習を継続して実施していきたい。

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