今年上半期(1月から6月)に生まれた赤ちゃんは49万6391人で、昨年同期比2.7%減となったことが26日に、厚生労働省の人口動態統計速報で分かりました。
いずれの月も、出生数が約103万人と過去最少だった昨年より少ない横ばいで、下半期(7月から12月)の動向次第では、年間の出生数が初めて100万人を下回る可能性があります。
現政府は、「50年後に人口1億人程度を維持」との目標を掲げていますが、少子化の加速はいまだ止まらず、子どもを産み、育てやすい環境づくりは急務の課題です。
その一方、上半期の死亡数は65万2636人で、死亡数から出生数を引いた人口の自然減は15万6245人で、昨年より減少幅が拡大していることは間違いなく、地域社会における喫緊の課題として、常に向き合わなければなりません。