ひろとBlog

豪雨災害

 気象庁は22日、西・東日本を中心に7月30日から台風11号、12号、前線の影響で発生した大雨をまとめて「平成26年8月豪雨」と命名したことを発表しました。
 大きな気象災害で命名されたのは2012年7月の「平成24年7月九州北部豪雨」以来となります。
 亡くなられた方、被害に見舞われた方に心からお見舞い申し上げます。

 一方で、今回の災害については識者からは多くの声が寄せられています。
広島大学大学院の海堀(かいぼり)教授は、
1)短時間における降水量があまりにも多かったこと。
2)その豪雨が、住民にとって一番身動きが取れない夜中に発生したこと。
3)広島県の地質構造(花こう岩が風化してできた真砂土)にも原因があったこと。
4)そうした地盤を造成して宅地化したこと。
などを指摘されています。(公明新聞 26年8月23日付け)

 今回被害に見舞われた広島では、1999年6月にも豪雨による土砂災害が起きて、甚大な被害に見舞われており、そうした教訓が生かされず、山の斜面を上がるように住宅地が整備され、家が建築されていました。

 やはり土地における地質や環境、過去の自然災害などあらゆる事実を検証したうえで、地域におけるまちづくり、いわゆる宅地などの造成は利用する上で重要な視点となります。
ぜひそうした観点から人の住み方を考えなくてはならないと思います。

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