ひろとBlog

渇水について

 ここ連日、30度を超す炎天下の日が、続き熱中症などで体調を崩す方、海や川などでの事故などが起きており、精神的にも暑さで”ボー”としてしまう・・・・なんとこともありますが、その一方で、気になるのが『渇水』。

どこどこの水ガメの貯水量が数%になって、節水制限が発令されたなどのニュースが流されます。日本では、なぜかいつも同じことを繰り返すのが好きなようで・・・・不思議な国土世間ですね。

前にも述べたように、日本人は1人1日平均で約300リットルの水を使用しています。世界では約8億人の人たちが、水不足の地域に住んでおり、1日約10リットルの水で生活しています。

日本は世界平均の2倍の降水量もあり、そういった意味では恵まれている。にも関わらず水は無限にあるかのように使用する私たちには、地球上で起きている水危機については、認識もなく1年に1度の渇水の時期に「そういえば・・・」と記憶が蘇ってくる。

水が私たちの生活から無くなってしまうなどと真剣に考えている人は、いったい何人いるだろう。考えていたとしても、「きっとなんとかなるだろう」と思っている人が大半であろう。

先般も区議会都市整備常任委員会で、「水辺の再生計画について」の報告があった。

各委員の意見で、「護岸工事で川辺に生息している生物が追い回されている。自然空間を大切にした措置を考えるべきだ」とあった。

しかし、雨が降ったときに川が洪水しないように治水対策を、と主張しながら、いざそのための措置を講ずると今度は「自然を大切に・・」と 、どういうことなのかと思う。

降った雨はできるだけ利活用する、余った分は地面に浸透させる、そして地下水を涵養し、その地下水を生活に必要な分だけ揚水する、 自然の水循環を復活させることが重要なのです。

水が阻害されないよう、河川や水路を生き返らせたい。 雨とつながっている地下水を次世代にしっかりと伝えていきたい。

今日行った新樹苑の夏祭りの風景

PAGE TOP