ひろとBlog

世界食糧デー

 今日、10月16日は「世界食糧デー」です。

年間500万から800万トン、この数字は日本国内において、食べられるのに捨てられる「食品ロス」の推計値です。
 他と比較すると国産米の収穫量に匹敵し、世界の食料援助量をはるかに上回る規模です。
安易に捨てられている数値にしては、あまりにも異常であり、もったいないと思います。

 現在でも世界では、約8億6800万人もの人が慢性的な栄養不足に陥っており、食品ロス対策は喫緊の課題です。
 特に日本は消費者の過剰なまでの食品意識の影響により管理が厳しすぎます。
例えば、菓子や加工食品は製造日から賞味期限までの期間の1/3を過ぎると小売店に納品できなくなる「3分の1ルール」という商慣行があります。
 納品期限を過ぎた食品は卸売業者からメーカーに返品され、ほぼ廃棄処分となります。
これらの商慣行が食品ロスの要因ともなっているのです。
 現在、このルールを2分の1まで延長する実証実験を大手企業35社が8月から半年間の予定で実施中であり、対策の効果を期待しています。

 賞味期限はあくまでも美味しく食べられる目安であり、期限を過ぎても直ちに捨てる必要はありません。
私たちも「買いすぎ」、「作りすぎ」を注意し、一人一人が意識した行動を実践していきたいと思います。

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