線路に転落する事故を防ぐホームドアは、設置費用が高額なうえ、車両ごとに扉の位置が異なることなどから、これまで思うように導入が進みませんでした。
そこで、首都圏の私鉄3社は、ロープやバーを上げ下げする簡易型や、ドアの位置が変わる高機能型の新タイプを3駅に試験導入し、31日から順次、実証実験を始めることとなりました。
国土交通省によると、3月末現在、ドアが設置されているのは全国で564駅で全体の6%たらず。
一方で、乗客が転落などで死傷するの事故は年間200件にのぼり、対策は急務です。
新タイプのホームドアは、国土交通省が半額助成して東急電鉄、西武鉄道、相模鉄道の各1駅に設置をする予定で、半年から1年間かけて効果などを検証することになります。以下、タイプは、
タイプ1)西武鉄道 新所沢駅 → ドア位置を変えられるタイプ。
タイプ2)東急電鉄 つきみ野駅 → 支柱の間に張られた金属製ロープ昇降式。
タイプ3)相模鉄道 弥生台駅 → 支柱の間に張られたFRP製バー昇降式。