政府の有識者会議「少子化危機突破タスクフォース」は、今週、「産後ケア」の強化などを盛り込んだ提言をまとめました。
産後ケアは、出産後に体調が崩れ、精神的に不安定になりがちな母親に対し、助産師などが付き添って心身のサポートをしたり、授乳指導や育児相談などを行うことです。
今後、積極的な支援策をどう打ち出していくのか、国は、母親と新生児の心身の健康を守るために、社会全体で産後ケアの態勢づくりを急ぐことに、ようやく緒についたことになります。
わが世田谷区では、先進的に全国初となる「産後ケアセンター桜新町」を、武蔵野大学との共同で2008年に開設しています。
産後4か月未満の母子が宿泊や通所で滞在でき、スタッフから24時間体制の支援をうけることができます。
費用は1泊2日で6万4000円ですが、区民は1割の自己負担で済みます。
第2の産後ケアセンター開設へ向けて、国と都との更なる連携と協働で、地域社会全体で子育てを支える気運を高めていきたい。