東日本大震災が発生して、2年3か月になろうとしています。
それを機に、再生可能エネルギーへの関心が高まる中、小水力発電の可能性を探る動きが活発化しています。
太田国土交通大臣も「エネルギーの地産地消を担う柱の一つ」として、いよいよ国も本格的に支援する構えをみせています。
私が平成15年に区議会初当選以来、これまでライフワークとして議会質問してきた「水環境の保全と創出」シリーズでも、取り上げた小水力発電事業は、仕組みはいたって簡単で、流量と落差されあれば、全国どこでも設置は可能です。
基本的には水車と小型発電機を取り付けるだけで済みますが、適地は全国に約2万7000地点あるとされ、推計ですが出力は1800万キロワット、原発10数基分にも相当します。
青森県の「ため池を使った小水力発電」や岐阜県下呂市の「山水を引いて水車を回す超ミニ水力発電」など、全国では斬新な設備も登場しています。
またさいたま市では、地下の上下水道の圧送時における余剰電力を活用して、マイクロフィンを取り付けた小水力発電も実現しており、今後の更なる活用が期待されます。
世田谷区において、今年度に小水力発電の可能性を探る政策を実現していきたいと思います。