ひろとBlog

雨水利用法案が参院で可決

 27日、参院本会議において、雨水を貯めて水洗トイレや散水、防火に使用するなど水資源の有効利用を促進し、併せて気候変動による集中豪雨の多発を踏まえて下水道や河川の洪水を抑えることをめざす「雨水利用推進法案」が全会一致で可決し、衆院へ送られました。

 同法案は、雨水利用推進に関する国などの責務を規定しており、さらに独立行政法人の建築物に雨水利用施設を設置する目標を国が設定することとし、地方自治体には目標設定の努力義務を課しています。

 私も議員1期より水資源の保全と創出、さらに雨水の利活用について議会質問を重ねてきており、それを受けて世田谷区では全国で先駆けて雨水の利活用や豪雨対策基本方針を定めています。

 今回の国の動きは遅いくらいですが、地方における雨水貯留施設の新設や手法における財政措置や民間市場への更なる普及啓発、助成措置などへの大きな前進となります。

 降った雨の水を無駄に捨てているのは、世界中で日本くらい、という現実を踏まえなくてはいけません。

PAGE TOP