あまり知られていませんが、有名な六本木ヒルズが自家発電をしているのです。
東京電力でもなく、今大変に関心の高いPPS(特定規模電気事業者)でもなく、
特定電気事業者として「六本木エネルギーサービス?」が、11ヘクタールのエリア全体の電気供給施設・熱供給施設を管理しています。
簡単に言えば、東京電力が停電しても六本木ヒルズは停電しない、ということになります。
このシステムは東京ミッドタウンや丸の内にもなく、都庁のある新宿副都心の高層ビル街の地下に熱供給システムはあるが、発電はない。
都市ガスを燃料とし、ガスタービンで約4万Kwの発電量で、供給不足に陥っている東京電力に1割分の4000Kwを売電しています。
さらにガスは家庭用の低圧ガス管と違い、中圧ガス管を使用しており、震度7クラスにも耐えるとされている。
エネルギー効率も高く、省エネルギー率16%、CO2で18%の削減実績を誇っています。
先に述べたPPS(特定規模電気事業者)は需要が極端に集中し、今後早い段階で供給とのバランスが崩れる可能性が示唆されています。
であるならば、まずこうした特定電気事業者との協働による「特定区域」「特定施設」に限定した地域型エネルギーシステムの構築が有効ではないかと考えます。
3月21日(水)予算委員会最終日の補充質疑にて、私がこのテーマで質問をいたします。
ぜひご覧ください!