2011年度版犯罪白書によると、2010年の刑法犯認知件数は227万1309件で、02年をピークに8年連続で減少したが、再犯罪率は42.7%と、1989年に統計を取り始めて以降、過去最悪の数値を更新
したことになりました。
法務省は、再犯防止には若年者の犯罪対策が不可欠とみて、改めて詳細な実態把握のため、少年院所出所者の追跡調査を初めて実施するなどに努めるとのことだが、根底に潜む要因を突き止めなくてはならないと考える。
また刑務所に再入所する人数も04年から増え続け、2010年は前年比1.3ポイント増で全入所者の56.2%を占めている。
さらに20歳未満の少年の再犯者割合も1975年以降の調査開始以降で
最悪の水準となっている。
過去には、軽犯罪発生率が都内ワースト1であった世田谷区においても、義務教育期間における薬物防止教室の充実や未成年者への犯罪防止対策など東京都や警視庁とも連携の強化を図り、取り組みを進めなくてはならないと
考える。