世界保健機構(WHO)と世界銀行は9日、心身に障がいを抱える人が世界で少なくとも10億人を上るとの報告書を初めて公表しました。
これは世界人口全体の約15%を占めることになります。
本報告書では、高齢化などに伴い今後も障がい者が増えるとも分析しています。
また障がい者のうち1億1000万人から1億9000万人が認知障害や四肢まひ、重度のうつ病など通常生活を営む上で、「深刻な困難」に直面をしているとし、「障がいで苦しむ人は豊かな国よりも貧しい国が多い」との傾向が表れていると指摘しています。
この報告書は、これからの地域社会における小さな単位での支えが欠かせないことを示唆しているように思える。