本日付けの読売新聞に
「グリーン電力」証書で取引との記事が掲載されていました。
昨年私も山梨県都留市で小水力発電「元気くん」を開発し、自然エネルギーで発電した電力をグリーン電力証書で民間企業へ取り引きしている事例を紹介しました。
仕組みは以下の図の通りです。
自然エネルギーを利用した発電は、温室効果ガスの排出量が極めて少なく、「グリーン電力」と呼ばれているのです。
こうした地球に優しいエネルギーで「社内のすべての電力を賄っています」とPRする企業が実は増えてきているとの内容でした。
詳しい仕組みは、こうです。
経済産業省の外郭団体「グリーンエネルギー認証センター」の認証を受けた証書発行会社が、発電所から発電量の報告を受け、その量に応じた証書を発行。
企業側はこの証書を購入することで、発電所で作られたグリーン電力を使った、と見なされるというわけです。
この仕組みがはじまったのは2000年からで、10年3月末現在で対象となる発電設備は計441件まで増えています。
自社で自然・再生エネルギーの設備投資をするコストや維持などを考慮すると、こうしたグリーン電力証書の購入による環境配慮への意識啓発と取り組みは企業でのPRとして広く活用できると期待しています。