振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害額が1月から10月に383億2879万円となり、過去最悪だった昨年1年間の約364億円を既に上回ったことが2日、警察庁のまとめで分かりました。
昨年の同時期と比較して、約94億円(33%)多く、年間で450億円に迫るペースだそうです。
特殊詐欺のうち振り込め詐欺の被害額は202億円1401万円で、約79億円増加しており、2008年以来5年ぶりに200億円を超えています。
このうち、息子などを装う「おれおれ詐欺」が52%増の約134億円で、2/3を占めており、次に多い架空請求詐欺は2.4倍の約47億円、還付金詐欺も1.7倍の約14億円に増えています。
特に最近は、「東京オリンピック詐欺」の相談や被害が増えつつあり、予約チケット販売に関する電話で旅行会社宛に購入代金を送金させる手口も発生しており、年末年始にかけてひとり暮らしのお年寄りや高齢者世帯への注意を促していきたい。