ひろとBlog

外国人初の看護師合格

 世田谷区の予算も成立し、ようやく新年度がスタートしました。
しかし、区議団政調会長という立場で初めての予算審議でしたので、
かなりバタバタした状況が、新年より続いてしまい、慌ただしく時間が過ぎた感じがする3カ月でした。

 そういえば先月末に、厚生労働省が経済連携協定(EPA)に基づき受け入れた
インドネシア人とフィリピン人の計3人が、看護師国家資格に合格したとの発表が
あったことを思い出しました。

 EPAで入国した外国人の合格発表は初めてとのこと。

ちなみに合格者は、新潟県三条市の三之町病院と
栃木県足利市の足利赤十字病院。

 EPAに署名してから、08?09年度の入国者は計277人で、各地の病院で研修を受けつつ補助的な業務に就いている。
 実は昨年はインドネシアから82人が国家試験を受けたが、合格者はいなかった。

 介護を中心に福祉領域における就労環境は、以前人材不足で、待遇も十分ではない。
 諸外国から、新たな国際人材交流が活発化するのは良いことだが、日本語を含めた文化や国土を理解することは、本当に大変だと思う。

 アメリカは以前より、東南アジア(特にフィリピン)から医師や看護師の交流派遣事業を展開しており、多くの人材がアメリカで就労している。

 日本においても、将来的な国際社会化へ向けた柔軟な体制づくりと就労環境の下地を構築しなければならないと思う。

 気を付けないと3Kを拒んでいては、日本人が働かず、外国人が懸命に働いている状況になるかも・・・。

 

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