本日は、一般質問の16人が質疑に登壇しました。
わが党からは、岡本宣子議員、杉田光信議員、高久則男議員の3名が一般質
問に立ちました。
ところで、今日の一般質問で、私と同期である上川あや議員の質問は、特筆す
べき内容でありました。
質問項目は、「国際交流・国際貢献について」でしたが、
今まで多くの会派や議員が取り上げてきた課題でしたが、 今回、上川議員が取
り上げた国際貢献「TABLE FOR TWO」は画期的な取り組み事例です。
世田谷区公共施設の食堂などで、ぜひ実施すべきであるとともに、世田谷区議
会として今後、世界でいう発展途上国との姉妹都市交流を推進していくべきだと
主張していました。
それにしても今までの上川議員の質問で一番よかった内容でした。
これは私も大賛成であり、大いに区議会として力を結集して実現すべきであると
思う。
その後、議員提出議案第6号「行政委員会委員の報酬についての決議」に対する表決があり、自民党と公明党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。
まったく、選挙の損得勘定で行動をすることには、理解できない。
以下、わが党の反対意見です。
只今、上程されました議員提出議案第6号「行政委員会委員の報酬についての決議」に対して、反対の立場から、公明党世田谷区議団としての意見を申し上げます。
本決議案は、先の第1回定例会において、議員提案として提出された条例案が否決されたことを受けて、改めて議会の姿勢を示すべきだと理解をしております。
この行政委員の月額報酬に関しては、本年1月、勤務実態に見合わず「地方自治体の趣旨に反する」とした滋賀県大津地裁の違法判決がでたことから波及が進みました。
わが公明党世田谷区議団としても、そうした経緯も踏まえた上で、先の定例会における条例案に係る委員会質疑において、「ひとつの問題提起として、高く評価し、重く受け止める」と申し上げました。
さらには、議会においてもこの問題提起について、しっかりと向き合う姿勢で、一定の方向性、一定の結論を導き出すことも要望させて頂いております。
この間、有識者からは、「行政委員会の種別によっては会議や活動回数に大きな開きもあることから、日額でもよいのではないか」と日額制への移行を求める、しかしその一方で、「独立した執行機関であり、委員は責任、権限の仕事をしている」などと一定レベルの月額は必要だと指摘する意見も頂きました。
行政委員会の各委員は、住民福祉のために行政と一緒に取り組んでおり、見識をもった方を拘束する上でも、非常に大きな問題であり、慎重かつ、広範な議論が必要であります。
今般、このように議会が先行する形で決議案が出されましたが、本定例会における他会派の質疑において、熊本区長からは「特別職報酬等審議会」からの意見を頂きたい旨の明確な表明がありました。
この表明を受けてわが党としては、行政委員会全体に及ぶ問題であるので、見直しに当たりましては、特別職報酬等審議会にお願いをし、各行政委員の活動形態や状況をきちんと把握して頂いた上で、それを踏まえて、十分な検討、議論を尽くし、様々なご意見を頂きながら適正な支給方法及び支給額について結論を導く性質のものだと考えます。
さらにもう一言付け加えると、今、この時期に議会から「決議」を出すということは、現実的な観点に立って、拙速であると言わざるを得ませんし、ひたすら有権者受けすることを提案しようとしているように思えてなりません。
よって熊本区長からの意志表明を尊重し、敢えて決議を行う必要性は乏しいと判断しており、本決議案には反対いたします。