食に関する行動に障害が出る摂食障害の一つ、神経性ややせ症の小・中・高校生の新規患者が2020年、2021年に急増していることが日本摂食障害学会の調査で判明しました。
調査チームは「若年者ほどコロナ禍の影響で発症したとみられる割合が高い」と指摘しています。
特に、調査を担当した独協医科大埼玉医療センターの井上健医師は、「コロナ禍への不安に加え、人との交流が減りストレス発散の機会も限られてしまったことが、子どもたちの生活により大きな影響を与えた」と述べています。
教育現場などでの実態を早急に把握し、一層の支援を検討していくことが急がれます。