ひろとBlog

子どもの食事格差解消事業へ

 世田谷区では来年度の予算案において、経済的な理由などから生じる子どもの「食事格差」解消を図るため、新規事業を始めること公表しました。
 同事業は、家庭に料理を届ける「子ども配食」と、家庭に出向いて保護者に代わり調理する「食のサポーター派遣」の2本立てとし、食の支援を入り口に、家庭の悩みにも応えられることを目的として事業の展開を図るとしています。

 その背景には区では昨年6月、7月、区内の小学5年か中学2年の子を持つ家庭約1万3000世帯を対象に、生活実態に関する調査をしたところ、約300世帯が「経済的に食材を購入できないことがよくある」と回答したことを受けて、食の事業を提供することによって家庭に出向いての支援が必要である実態を正確に把握できることが必要と判断しました。

 「子ども配食」は1回100円の利用料で500円程度のお弁当を届ける。
また、「食の支援サポーター」は利用料無料で食材などもサポーターが持参して提供する仕組みとなっており、事業開始年度は75世帯を対象に行うことを予定しています。

 子どもの孤食や偏食、また個食は成長に著しく影響を及ぼすと指摘されており、事業の成果をしっかりと注視していきたいと思います。

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