きょう、東日本大震災から7年を迎えました。
今でも当時のことは鮮明に私の記憶に刻まれています。
復興庁によると、避難者は1年前に比べ約5万人減少し、7万3349人となりました。
一番影響の大きい福島県では、なお約3万4000人が県外での避難生活を余儀なくされています。
警察庁によると、死者は3月9日現在、12都道府県の1万5895人、行方不明者は2539人、震災による負傷の悪化などで亡くなられた「震災関連死」を合わせると2万2000人超となります。
また復興庁によると、仮設住宅の入居戸数はピーク時の約12万4000戸から約1万9000戸まで減少しています。
さらに、被災者向け災害公営住宅は1月末現在、岩手、宮城、福島の3県で計画の9割を超える2万7800戸が完成しており、復興は新たなステージをこれから迎えていくことになります。
7年の経過とともに被災者一人一人の悩みは多様化しており、長期の避難生活で健康を害する人、風評被害に苦しむ人、生業の再生に挑む人、今後よりきめ細かなサポトが政治に求められています。
そうした状況を踏まえると、東北の復興へ新たなにぎわいづくりをさらに生み出すとともに、災害の教訓を次の世代や他の地域、世界に伝え、防災・減災対策の強化につなげていかなくてはなりません。