今年度の「あしたのまち・くらしづくり活動賞」(読売新聞東京本社など主催)で、世田谷区の市民グループ「KOPA」(外遊び子育て支援研究会)が主催者賞を受賞しました。
同グループは、外遊びを通じて乳幼児の育ちを支援している点が高く評価され、今回の受賞に至ったそうです。
KOPAは、空き地などが減る中で、外で想いきり遊べる場所を作りたいと、地域の有志で2006年に設立。
月に2回ほど、段ボールや落書きボード、砂遊びセットなどを積んだリヤカーで区内の公園を訪れ、遊び場を開く「プレリヤカー活動」を行っています。
一昔前を違って、子どもたちが自由に遊べる「広場」などが減っていることから、「仲間・時間・空間」の3つの間が消失していることが、子どもの人間形成に寄与する遊ぶ力を奪っていると専門家は指摘しています。
こうした子どもが刺激を受けて育つ、そんな機会を醸成できる「遊び場」の確保は重要な課題として取り組んでいきたい。