ひろとBlog

韓国の高齢者 自殺が増加

経済協力開発機構(OECD)の最新の統計で、韓国の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)が加盟国34カ国中、10年連続で1位を記録しました。
この数値を押し上げているのが高齢者の自殺が背景にあります。

元来、韓国社会では「親を敬う」という儒教の伝統的な特色が薄まるなど、地域社会におけるひずみが高齢者を覆っている様相になっています。

今年6月に末に公表された統計では、日本の2012年の自殺率は韓国、ハンガリーに次いで3位で、依然として高止まりが続いています。
また統計で日本と韓国を比較すると、日本は働き盛りが中心の35歳から64歳がピークの中年型で、韓国は年齢が上がるほど自殺率が上昇する高齢型と分析されています。
また若年層の自殺率は欧米では減少傾向にある一方で、日韓は上昇しており決して看過できる状況ではありません。

社会保障制度の更なる充実と並行して、若者支援への細やかな政策が不可欠であることを示唆している統計と考えます。

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