厚生労働省は18日、特定健康診査(メタボ健診)でメタボリック症候群や予備軍と判定されて保健指導を受けた男性の約2から3割、女性の約3から4割が1年後に予備軍未満に数値が改善したとの調査結果をまとめました。
問診や面接を受け、運動の頻度や食事などを見直したためとみられます。
生活習慣病予防のため2008年度に始めたメタボ健診の効果の詳しい分析結果を厚労省がまとめたのは初めてとのこと。
積極的支援を受けた人は、腹囲も2008年から2009年度に男性が平均2.2センチ、女性が平均3.1センチ、2010年から2011年度もそれぞれ1.2センチと1.7センチ細くなっており、指導を受けなかった人と比べると、腹囲、体重、血糖値がいずれも大幅に改善したそうです。
いつまでも健康で歩き続けるために「健康寿命」をのばしていくことが重要です。
男性の平均寿命79.55歳に対し、健康寿命は70.42歳、
女性の平均寿命86.30歳に対し、健康寿命は73.62歳、
平均寿命と健康寿命の差を縮めるために、3大要因である認知症、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)、運動器症候群(ロコモティブシンドローム)といわれており、その中でも運動器の障害が要支援、要介護になる要因の第一位であることが明らかになっています。
適度な運動や正しい食生活で生活習慣を改善していきましょう!