今日、3月11日。3年前のこの日を思い起こします。
当時その時間、私は粕谷商誠会(商店街)の一角にある薬局店にいました。
突然の揺れにお店の陳列棚から商品が落ちてくるのを懸命に支えていました・・・。
外出していたので、東北で起きている惨劇は知る由もなく、なぜか家族から携帯に電話が鳴りつづけることに、不思議さを感じていました。
あの大震災で、1万5884人の方が亡くなり、2633人の行方が今も分かりません。
避難者数は現在でも、26万7419人、高台への防災集団移転は計画のうち完成は8%、復興のための土地区画整理は51地区の計画中、35地区が着工中でありますが、完成はゼロ。
復興住宅の着手は67%になりますが、完成もわずか4%。
そして、長引く避難生活による体調悪化が原因で亡くなられた方は、約3000人になります。
がれき処理は全国での支援もあり、岩手県、宮城県は処理率が98%に、福島県は68%と作業は続いています。
除染、廃炉、帰還・・・再生の道は未だ険しいのが現実です。
政治は結果責任であり、与党であろうが、野党であろうが、一日も早く被災者が当たり前の生活を取り戻せるよう総力を挙げつづけなければなりません。
ご遺族の方々、被災されたすべての皆様の苦難の歩みに思いを馳せ、改めて復興への決意を新たに誓った日となりました。