昨年12月26日の安倍晋三首相の突然の靖国参拝を受け、それまで対日関係の改善を模索していた韓国外交当局が、仕切り直しを始めたようです。
今年の日韓間の外交日程は当面、大半が凍結される見込みで、雪解けは当分・・・との見方が強いようです。
そもそも日韓間の関係は既に最悪とも言われており、発端は2012年8月に当時の李明博大統領が国家元首として初めて島根県・竹島へ上陸したのを境に、両国の関係が一気に冷え込みました。
また昨年2月に就任した朴大統領も安倍首相との首脳会談を拒否し続け、「歴史認識、従軍慰安婦問題で日本が態度を変えないなら、会談しないほうがましだ」と露骨に対日批判を連発したため、ますます関係は険悪化しています。
それでも水面下では日韓外交当局は関係改善策を探り続けてきたにも関わらず、安倍首相の靖国参拝で全て中断となってしまいました。
アジアにおける中国、韓国、そして日本の立場は大変重要であり、アメリカからも関係修復を求める声も届いており、改めて信頼を壊し、周辺国を傷つけるようなことがあってはならない、という事実を真摯に受け止め、事態打開へどのような対応をするのか、国際的に安倍首相に注目が集まっています。
私の個人的な意見としては、たとえは適切ではないかもしれませんが、靖国参拝がドイツでいえば「ヒトラーの墓に国家元首が参拝する」といった表現になると考えれば、早急に中立な国立追悼施設を建設すべきであると考えます。