早いもので来月で東日本大震災が発災して1年が経とうとしている。
発災直後の昨年3月下旬に内閣府経済社会総合研究所が20歳から39歳に実施した大規模調査では、「日々の当たり前の暮らしがとても重要で幸福だと感じるようになった」「家族や友人とのつながりをもっと大切にしたいと思うようになった」など、日常生活の大切さやつながりを捉えなおす傾向が強かったとの報告がされていた。
私自身もそうでしたが、今回の災害を通して毎日の普通の生活を元気に無事故で過ごせることが、どれだけ幸せなことか、以前は何も刺激のない平和な日々を嘆いていることもあった自分を深く反省しなければならない。
日本は本当に恵まれた国であり、人や物に満たされ、ややもすれば当たり前の暮らしを当たり前に思いこんでしまう高慢な心に占拠されてしまう。
ゆえに、いつ何が起きるか分からない、と考えることが
今日一日を精一杯頑張って生きていこう!
今、やらなければやれなくなってしまう!
この人とは二度と会えないかもしれない!
当たり前の暮らしに幸福感を持てるよう、人として生きていく価値観を改めて自覚しなければいけないと思う。