活動報告

町家の保存・活用と再生を視察

どうしても毎年この時期になってしまうのですが、来年の予算委員会へ
向けての政策関連に伴い、今年は福岡県八女市における「町屋の保存・
活用と再生」と博多湾における浮上式海上風力発電「風レンズ風車」を
25日にかけて現地で視察して参りました。

1)福岡県八女市における「町屋の保存・活用と再生」では、
八女市では、古来より豊かな自然環境と沃な耕土に恵まれ、ブランドの
八女茶や電照菊、さらに手工芸でも手漉き和紙、仏壇、提灯など多種多様
な産業として江戸時代には基盤を確立させ、伝統ある文化遺産となってい
ます。

しかし近年は、少子高齢化に伴う人口減少などに伴い空き家や空き地が
目立つようになり、そうした課題に立ち向かうべく地元の有志と行政が
一体となって町並み保存運動として展開がスタートしたそうです。
その際、行政職員がNPO法人(八女町家再生応援団)を設立したこと
で展開の加速度を増したそうです。

今も残る空き家 その1

「町家保存活用事業」により再生した町家

再生した町家の内部

おそば屋さんへ再生



詳細はこちらからどうぞ→NPO法人八女町家再生応援団

既に金沢市や京都市などでも町家等の保存再生に向けた支援制度を導入
しており、全国的にも大きな関心事となっています。

世田谷区でも年々、様々な事象による空き家が増加しており今後の活用策
や再生策を私も模索しており、リノベーションやコンバージョンなどの
手法をいかに生かせるか、大変参考になった事例でした。

皆さんも一度、訪れてみてはいかがですか。

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