来年度から中学校で完全実施される新学習指導要領に対し、管理職を
支える主幹教諭や、教育計画の中心を担う教務主任の87%が「教員の
多忙化の加速が不安」との回答を寄せていたことが、2日民間のベネッセ
教育研究開発センターの調査で分かった。
新指導要領では理科の学習内容が大幅に増え、各学年の年間標準授業
時間も以前の980時間から1015時間に増える。
そうした背景のなか、不安な点として
「人員の不足」が79%、「授業時間の確保」が68%、「生徒間の学力
格差の拡大」が63%となっているとのこと。
一方で、充実する点としては
「理教教育」が88%、「説明や言語活動」が81%となっている。
既に先行実施している中学校もあり、今後教育環境の変化や個別における
課題など抽出しながら、注視していかなければならないと思う。
教育のための子どもでなはく、子どものための教育という根本を見失うことがあってはならない。