ひろとBlog

無縁について

今の日本で「こんにちは」という言葉を、見知らぬ人に対して最も使っているのは誰か?

千葉大学の広井良典教授は、「おそらくファーストフードやコンビニエンスの店員」

であると述べている。

挨拶などを通した他人との関係が希薄であるという逆説的な指摘がされていた。

ある調査によると、日本は先進国で最も「社会的孤立」が高い国との報告もされている。

いわゆる友人や家族以外の人との交流が「まったく会わない」「たまにしか会わない」と

回答した割合が他国と比べて一番多かったというのである。

それを裏付けるかのように最近、「無縁社会」との言葉をよく耳にする。

私の相談でも血縁や地縁を失って孤立、孤独化し、一人で生活の不安を抱えられていたり、

お亡くなりになるケースが現実にあります。

人のつながりが希薄な現代にあって人間の善の連帯こそが、社会を潤すことは間違い

ないし、そのことを確信しながら地域における人と人との連帯を築いていきたい。

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