本日、予算特別委員会の「文教領域」の質疑に登壇しました。
内容は、
●教育環境のバリアフリーという観点で
<色覚(カラー)バリアフリー>
・色覚にハンディキャップのある方に対しての、教育現場における配慮をすべき。
色は誰にでも同じように見えているものではなく、ある人にとっては区別しやすい配色が
別の人には区別しにくいこともあります。逆によく似た色の違いに敏感な人もいます。
そうした色弱、色覚障害、色覚特性などと称される見え方をする人は、全国で300万人
以上と言われています。
近年、視覚情報の伝達技術が高度化、多様化し、様々な色の組み合わせも多くなってき
ている。
さらに色覚にかかる指導に当たっては、色覚にハンディキャップ有する児童生徒が、特
別視されることなく、また劣等感を抱かないよう配慮することが大変に重要である。
<拡大教科書の普及について>
・弱視用拡大教科書を望んでいる児童生徒に対してのバックアップをすべき。
眼鏡をかけても小さな文字が見づらい弱視(ロービジョン)の子どものため、通常の教科
書より文字などを大きくした「拡大教科書」の普及に向けた取り組みが進んでいます。
弱視の児童生徒にとって、拡大教科書は欠かせないものですが、今までは教科書協会
に加盟する教科書会社44社のうち、拡大教科書を発行しているのは4社だけ。
実際は、拡大教科書の約8割は、全国のボランティア団体が1冊1冊手作りしたものを使
用しているのが、現状です。
世田谷区としても、拡大教科書の普及を進めるための本格的なバックアップを行うこと。
●学校施設の今後の在り方について
学校施設における教育環境も様々な社会環境の変化とともに閉鎖的になってしまい、そ
のことが却って子どもの心や行動を閉じこめてしまい、子どもたちの心身を束縛する成育
環境を作っているのではないかと懸念をする。今後の区立学校施設の在り方について、
これだけ時代も、児童生徒の生活環境も大きく
変化してきている今日、次世代を担う子どもたちの成育環境としての学校施設について
世田谷区としての基軸を確立させるべき。
詳細は、議会中継オンデマンドにてご覧になれます。
ぜひご覧くださいね。