活動報告

廃校の利活用について

全国で進捗している公立小中学校の統廃合に伴う跡地利用について様々な事例が展開されていることもあり、15日に姫路市と淡路市へ視察へ行ってきました。

本来、私は都市農地(生産緑地)の減少に伴う歯止め策の一環として、世田谷区が一昨年に制定した「農地保全方針」に基づく買収後の活用として、水耕栽培を検討しており区内における新たな地域産業と雇用創出の政策として立案できないか、思索をしてきましたので、今回の訪問となりました。

公明党世田谷区議団のいたいひとし副幹事長と事業展開を考えている事業者の方も同行となりました。

初めに姫路市は、旧山之内小学校の跡地利用として地元企業である(株)香寺ハーブガーデンに月額340、000円で賃貸契約を締結。
以前より、ハーブ栽培や関連商品の生産、加工、研究をおこなっている事業者でその研究施設を探していたところにマッチングしたそうです。



午後からは淡路市へ。
旧野島小学校跡地利活用を「淡路島プロジェクト」として解体をせず、既存のまま民間事業者への無償貸付にて事業を展開していました。

事業者は?パソナグループで大手事業者として業績が上がっている実績をベースに廃校を拠点に農・食をテーマにした複合的に展開をされており、地元農家の方との協働でチャレンジファームという農業拠点で生産された農作物を販売する場所として、またカフェレストランやイベントコンサートなどにも利用できる賑わいの場所として整備中でした。

パソナグループは2008年より、淡路市と6つのプロジェクトを実施しており
そのひとつが旧野島小学校の跡地利用であり、更なる大きな地域活性化へ向けた努力をされていました。
<6つの淡路島プロジェクト>
1)チャレンジファーム 2008年10月スタート 独立就農支援
2)ここから村 2011年4月スタート 半農半芸をコンセプトに芸術家支援
3)アニメシティ 2012年スタート予定  アニメ・マンガ振興
4)統合医療センター 2012年スタート予定 統合医療センター開設支援
5)野島小学校 2012年春スタート予定
6)クラインガルテン 2012年スタート予定 滞在型農園支援

野島小学校内の改装状況

クラインガルテンのモデルルーム

チャレンジファームの農場



かなり参考になる手法や知恵が凝縮されており、とても勉強になりましたし、これから始まる予算委員会でも取り上げさせて頂きます。

PAGE TOP