財務省が今月３日に発表した国の２０１４年度の一般会計決算概要によると、国税収入は５３兆９７０７億円となりました。
今年１月の補正予算編成時の見積もりと比べ２兆２４４７億円多かった計算になります。

　税収は１９９７年度（５３兆９４１５億円）をわずかに上回り、１９９３年度（５４兆１２６２億円）以来２１年ぶりの高水準に達しました。
　株高や企業業績の改善などを背景に所得税や法人税が伸びたのが要因と思われます。

歳入から歳出を差し引いた純剰余金１兆５８０８億円、統計が残る１９６６年度以降では過去７番目に多く、財政法はこの半分以上を国債償還に充てるよう定めている。

　税収が前年度上回るのは５年連続となりますが、超高齢化社会を目前に健全化への道筋をさらに極めていかなくてはなりません。