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いじめ上半期14万件超える

 文部科学省は22日、大津市の中学生の自殺を受けて実施した「いじめの緊急調査」で、今年度上半期の認知件数が全国で14万4054件に上ったと発表しました。
 毎年の問題行動調査では、11年度が7万231件で、今回は半年で年間の2倍を上回る結果となっている。

 調査対象は、国公私立の小中高校と特別支援学校で、教職員らの意識が高まり、軽微な事案も積極的に捉えたことが増加した要因ではないかと文科省はみています。

 調査内容においては、生命や身体の安全が脅かされる重大事態に至る恐れのあるケースは278件あったが、大半は解消もしくは対応中とのことです。
 全体では約8割の11万3700件が解決済みとのことです。

またいじめの態様(複数回答)は「からかいや、悪口や脅し文句」が66.8%で最多、次いで「遊ぶふりをしてたたかれたり蹴られたりする」が25.3%となっています。

 学校別では小学校が約8.8万件、中学校が約4.3万件でした。

いずれにしても、いじめは以前と違い暴力だけの行為ではなく、影に潜んで行われている傾向も強く、学校現場における教職員の認識に差が生じないよう、いじめた側が100%悪い!という根絶への気概が不可欠だと考えます。

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