ひろとBlog

がん相談センターに温度差

がん患者の悩みに応えるために国が各地に整備している「がん相談センター」が、施設によって相談件数に大きな差があることが判明したと、報道されていた。
(22日付朝日新聞に掲載)

報道によると国立がん研究センターのまとめでは、1日20件以上の施設もある一方で、5件未満の施設が全体の65%にあたる259ヶ所もあり、未だ広く認識されていない実態が浮かび上がる結果となった。
現在、全国で397ヶ所あるセンターの相談件数は1施設1日あたり平均5.8件、1日20件以上の相談があるセンターが18ヶ所あるとのこと。

同センターは、がん患者が求める医療情報のサポート、患者に方の日々の生活で生じる様々な不安に無料で対応してもらえるのが利点となっている。

2007年から施行された「がん対策推進基本計画」に盛り込まれているすべての拠点病院への相談センター設置は達成している現状を今後、どう活用していくのか、設置している地元自治体との連携や広報の手法、さらには活用しやすい相談体制の充実など課題解決へ向けて更に取り組んでいかなくてはならない。

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