ひろとBlog

児童虐待死がなぜなくならない?

また今日も児童虐待死の報道があった。
大分県別府市で4歳の我が子を自らの手で死に至らしめた。
なぜ、このような事件が後を絶たないのだろうか。

 平成21年4月から平成22年3月までの1年間に厚生労働省が把握した虐待により子どもが死亡した事例は虐待死事例47例(49人)、心中事例(心中未遂で子どものみ死亡し加害者が死亡しなかった事例を含む)が30例(39人)であった。

 また平成22 年度中に児童相談所が対応した養護相談のうち「児童虐待相談の対応件数」は55,154 件となっている。相談の種類別にみると、「身体的虐待」が21,133 件と最も多く、次いで「保護の怠慢・拒否(ネグレクト)」が18,055 件となっている。

 児童虐待等に関する通告・相談先厚生労働省では、育児や子育てに悩んだ時、虐待を受けたと思われる子どもを見つけた時などに、ためらわずに児童相談所に電話できるよう、全国共通の番号によって近くの児童相談所に電話が繋がる仕組みを導入し運用をしている。
0570-064-000

日本は全ての面で恵まれた環境であり、その反面、精神力が衰弱しているのではとも思う。
なんのために子を授かり、何のために子を育てるのか、どうして自身の感情を我が子に対して、むき出しにするのか。

 「日本の教育や文化、芸術、伝統などの力が衰弱すると、それは人間自身の精神の力の衰弱を意味する。」

 身に沁みる箴言であると強く感じる。

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