警察庁は１０日、高齢や健康上の理由などで運転免許証を返納した人に
発行する「運転経歴証明書」を一新し、免許証とほぼ同等の効力を持つ
身分証明書とすることを決めました。

　来年４月から、口座開設や保険契約の際などの本人確認書類として利用
できるようになるそうです。

　現行の運転経歴証は２００２年６月から交付が始まったが、２００３年
の本人確認法施行以降は、住所変更ができないなどの理由で、金融機関で
は発行後半年間しか使用できなくなっていました。

　こうした事態を鑑み、警察庁は改善へ踏み出し、住所変更の義務付けな
ど管理の厳格化を徹底することで身分証明としての効力を維持させる考え
のようです。
　新たな交付には手数料１０００円と顔写真が必要です。

住民基本台帳カードの普及が今一歩の現状では、身分証明の選択肢が拡が
る取り組みになると期待しています。

皆さん、ぜひご活用ください。